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日常のちょっとしたこと 仔猫の成長日記 好きなアニメ・マンガの閑話休題

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プロフィール
HN:
神尾 志
性別:
非公開
趣味:
最近は仔猫の成長を見ること
自己紹介:
九州在住。
夏は暖かく、冬は涼しい。
夏は不明だが、冬場は県内で2番目に寒い地域。
氷点下なんて当たり前!

イベントには,今のところコミケのみ参加しています。
サークル名は『ЧТО ЭТО』ですが、イベントには『TRAUM』、もしかしたら思い出したかのように『北の都』で参加したりもしています。
ジャンルはビックリマン(ピーター×アリババ)はほぼオンリーのみ。
それ以外はマクロス(ミハアル)です、たぶん…



コミックス

ハーメルンのバイオリン弾き ~シエルクンチク~ 8(完)
ユーベルブラッド 11
ブロッケンブラッド 8
マクロスプラス 1・2(完)
百姓貴族 2
戦う!セバスチャン♯ 2
少年セバスチャンの執事修行 2
ちびさんデイト 2
銀の匙 3
タブロウ・ゲート 10
コーセルテルの竜術士 ~子竜物語~ 4

映画

海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン
ロボジー
逆転裁判
バトルシップ

CD
FULLMETAL LCHEMIST THE BEST
HEAT

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***
ボツ原稿最後です。
続きは本にてお楽しみ下さいm(_ _)m

2月の大阪でonlyがあるらしいんですよ。
ン年ぶりに参加したいと思うのですが、時期が・・・
2月というのは個人的に凄くトラブルが多くって、申込をしても殆ど参加出来ない事が多いんです。
でも、行きたい
晴明神社に行きたいです!
新しい御札が欲しいんです!
これまた個人的な事ですが、晴明神社のお札は凄くご利益があるんです
未だ警察のご厄介にはなったことはありませんが、それは公道でのこと。
私道というか、家の敷地内でしたらかなりぶつかったいました。
それが晴明神社のお札(ステッカー)を車に貼ったら、そんな事もまったくなく、ゴールドを維持しています
だから、行きたいのですが・・・
そうなるかなぁ・・・

楽屋裏5



「できたか?」
「まあ、こんなものでしょう? 有り合わせで急に作った衣装の割にはよくできた方だと思います」
「確かに!」
男ジャックは牛若が仕上げた衣装と自分が仕上げた衣装を見て、頷いた。
ロココに云われた通り、牛若と男ジャックは消えてしまった衣装の代わりを、二人だけで大急ぎで仕上げていた。
その間も、劇は進行を遅らせる事無く滞りなく、何の問題もなく、予定通りに進んで行く。
少しは自分たちを気にして劇の進行を少し遅くするとか、衣装作りを手伝うとか、そんな事が多少あってよさそうなのに、まったくなし。
焦る気持ちを抑えながら失敗しないように、できるだけ丁寧に仕上げていた。
「へぇ~! 時間がない割にはうまく出来たじゃないか」
「――──」
振り返るとヤマト達が、二人が仕上げた衣装を眺めていた。
「二人とも見事です。よくぞこの短時間にここまで仕上げました」
ロココは牛若と男ジャックを褒め称えた。
舞台の方はアリババ一人。
もうクライマックスに入ろうとしていた。
「衣装が無事出来て、ひと段落尽きたいかも知れないけど…」
「もう最後の場面がもうじき始まろうとしているんだ!」
「だから………」
牛若には一本釣とフッドが。
男ジャックにはヤマトとピーターがそれぞれに近づき、
「さあ、早く!」
「着替えろッ」
いっせいに二人の着替えに取り掛かる。
突然のヤマト達の行動に牛若と男ジャックは、当然だが驚く。
しかし抵抗する間もなく押さえつけられ、アッと云う間に着替えさせられて行く。
「うん! 完璧」
着替えが完了した二人を見てフッドは満足げな笑みを浮かべる。
「何とか間に合ったみたいだね!」
ヤマトもホッとした表情で微笑む。
「………」
当の二人は周りの笑顔とは裏腹に、かなり不機嫌。
更には着替え直後には出番だと云われ、半ば強制的に舞台の袖に連行されたのだ。
舞台ではアリババがもう完全に開き直って、少々ガラの悪いかぐや姫を演じている。
しかし意外にも受けが良い。
それなのにアドリブはまったくないと云う、ある意味不思議空間でもあった。
「何か………」
「どうしました、神帝男ジャック?」
劇を見ていた男ジャックは何気ないことをポツリと洩らした。
「あまりにも順調すぎる気がするんだ。ほら、いつも終わりぐらいになるとさあ………」
男ジャックは少し楽しそうに話す。
「ワンダーマリアや愛然かぐや様が乱入してくるだろう?」
「確かに…」
牛若ばかりかピーター達も納得していた。
「このまま無事にこの劇が終わると思うか?」
「………思わない」
皆が頷く。
「あの二人がおとなしくしていると思うか?」
「………思わない」
再び皆が頷く。
「となると…」
「いつものパターンから見ても」
「時間的に見ても…」
「そろそろでは…」
「ないのでしょうか?」
一同、大きく頷く。
「何だかオイラ、舞台に出たくなくなってきた………」
男ジャックはこれから起こりであろう出来事に対して、何となく不吉な予感を感じていた。
その予感は男ジャックだけではなかった。
その場にいる神帝全員、何らかの雰囲気を感じ取っているようであった。
「だからと云っていつまでもここに屯なんかしているなッ」
出番が迫っているにも関わらず、いつまでも動こうとはしない牛若たちにフッドがとうとう口を出してきたのだ。
「急げ! 二人とも出番だッ」
「えっ」
二人は心の準備もままならぬまま、道具を渡され、そして舞台へと押し出されていく。
二人とも基本的にセリフは殆んどない。
ただ身振り手振りがセリフ代わり。
かぐや姫であるアリババがヤマトとエンジェルに別れの挨拶をし、いつか逢える日を願っての妙薬を渡す。
そしてアリババは、静かに月からの使者である牛若と男ジャックの元へ向かう………
ハズであったその歩みが止まる。
牛若と男ジャックはいつまでも来ないアリババに、眼で早く来いと合図を送るが、一向に動こうとはしない。
まさかこの場に及んで『主役は嫌だ!』とか云い出すのではないのだろうかと、思ったりもしてしまう。
そしてまさか、あのうわさの御仁が現れたのかと、一瞬辺りをキョロキョロと見渡したりなんかもしてしまう。
が、いない模様。
何となくホッとしてしまう。
アリババもやっと近づいてくる。
ここまで来るともうすぐ終わり。
とは言えまだ油断は出来ない。
相手は悪魔。
それもヘッドである。
もう一人も、悪魔ではなく天使とは友好関係があるお守のヘッドなのだが、なぜかロココ絡みとなると、お守ではなくなってしまうと云う困ったお方。
その事を、嫌と云うほど体験したロココ。
始めのうちは劇に集中していたのだが、クライマックスが近づくにつれて、その集中の低下。
辺りをキョロキョロと見渡し始める。
しかし意外にもロココの行動は、かぐや姫の身を案じ、月からの使者を警戒するように見えたらしく、観客は次を展開に期待するような雰囲気になってしまっていたのだった。
さて、そんなロココの心配を無視するかのように舞台はクライマックスへと入って行く。
そう、月からの使者の登場。
いや待て?
月からの使者はもう来ているはず?
牛若と男ジャックはアリババの目の前にいるではないか?
「どぉーゆぅー事だぁ? 牛若神帝、神帝男ジャック」
「はぁ?」
自分たちの背後で何が起こっているのか、二人にはさっぱりわかっていなかった。
劇は順調に進んでいる。
そしてただいまラストに向けて一番いいところ。
しかし観客はこれも演出だと思っているのか、騒ぐところか逆に期待するような表情で舞台を見つめている。
それも劇が始まってから、台本通りに話が進んでいない。
行き当たりばったりの内容。
もはや元の話の原型は登場人物ぐらいである。
今更もう一組、月からの使者が来ても客はもう驚きもしない。
逆に何をやってくれるのかと、必要以上に期待を寄せていた。
後ろを振り返る二人。
「…………・・・・・・」
牛若と男ジャックは、先程までとまったく違う背景に言葉を失っていた。
自分たちとはまったく違う雰囲気。
いや、出で立ちは同じなのだ。
なぜなら、連中が着ている衣装は牛若と男ジャックの衣装。
先程紛失してしまったと、舞台裏で大騒ぎした原因の衣装。
そして、その衣装を着ている連中は、全員、見覚えがあった。
その筆頭は、
「アリババ神帝! いや、かぐや姫だったな? 迎えに来てやったぞッ!」
 「───」
誰であろう、ワンダーマリア。
天魔界のヘッド。
前回はなぜか現れなかったマリアが、満を期してと云った感じで舞台に現れたのだ。
「ワンダー…マリア………やはり現れたのですか…」
落胆の色が物凄く濃い口調のロココ。
何事もなく終わるわけがなかった。
「─── まさか…彼女も……」
ロココの脳裏に浮かぶ、もう一人のヘッドの姿。
慌てて周りを見る。
「まだ…─── ………」
すでに来ることを前提にして対応しようとしている自分に、ロココはまるで底なし沼に落ちたように落ち込んでいく。
「来たな…」
「ああ、来たな…」
突然の乱入に対して一部を除き、さしたる混乱はなかった。
「それにしても、今回も派手だね…」
「だって、枯れても天魔界ヘッド・ワンダーマリアですの!」
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