忍者ブログ

日常のちょっとしたこと 仔猫の成長日記 好きなアニメ・マンガの閑話休題

カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
拍手
お礼小説 3本(マクロスF)
カウンター
メールフォーム
プロフィール
HN:
神尾 志
性別:
非公開
趣味:
最近は仔猫の成長を見ること
自己紹介:
九州在住。
夏は暖かく、冬は涼しい。
夏は不明だが、冬場は県内で2番目に寒い地域。
氷点下なんて当たり前!

イベントには,今のところコミケのみ参加しています。
サークル名は『ЧТО ЭТО』ですが、イベントには『TRAUM』、もしかしたら思い出したかのように『北の都』で参加したりもしています。
ジャンルはビックリマン(ピーター×アリババ)はほぼオンリーのみ。
それ以外はマクロス(ミハアル)です、たぶん…



コミックス

ハーメルンのバイオリン弾き ~シエルクンチク~ 8(完)
ユーベルブラッド 11
ブロッケンブラッド 8
マクロスプラス 1・2(完)
百姓貴族 2
戦う!セバスチャン♯ 2
少年セバスチャンの執事修行 2
ちびさんデイト 2
銀の匙 3
タブロウ・ゲート 10
コーセルテルの竜術士 ~子竜物語~ 4

映画

海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン
ロボジー
逆転裁判
バトルシップ

CD
FULLMETAL LCHEMIST THE BEST
HEAT

イラスト集
ヘタリア
マクロスF
お天気情報
アクセス解析
ヘタリア
ブログ内検索
Script:Ninja Blog 
Design by:タイムカプセル
忍者ブログ [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

再び、メモもどきです。
大丈夫か自分!
夏コミ、間見合うか?!

「ああ、散々憲兵たちに追い回されたらな。嫌でも思い出すような状況になるだろうさ」
 ロイはヤケクソ気味で云い放つ。
 それをエルザはやっぱり笑みを浮かべながら聞いていた。
「それじゃ、行きましょうか?」
「行くって・・・」
 エルザは進行方向に灯りを掲げると、歩き出す。
 その後を追ってエドウィン。
 そしてロイ、エドワードと続いた。
 このトンネルを歩いていけば、いずれはどこかに辿り着くかも知れないが、一体どこに向かって歩き出したのか。
 ロイはエルザに尋ねてみたいが、過去の経験からか、なかなか切り出しなかった。
 とびっきりの笑顔を浮かべながら、とんでもない事を仕掛けてきた過去。
 それを思い出すと、迂闊な事は聞けないロイだった。
 それでも立場的に現状を把握しておかなければならない。
 ロイは改めてトンネル内を見渡した。
 大人でも二人並んで余裕で歩くことができる横幅に、天井も高い。
 それに所々には明り取りが設置してある。
 その場所には、新しい物から古い時代のものとバラエティに富んでいた。
 そのことからも、長い間このトンネルが使われてきたことを示していた。
 ロイはもしかしたら、この樹海全体にこのトンネルが走っているのかと思えてならなくなってきた。
「エルザ。改めて聞くが、このトンネルはまだ続くのかね?」
「ええ。この樹海一杯に広がっているの。ちょっとした秘密の通路にもなっているの」
 楽しそうに返事をする。
「この樹海、森全体がレスペクト家の土地なの」
 ある程度予想していた答え。
 土地の者が云うとおり、有力者の持ち物だったわけだ。
 しかし、その有力者の名前はまったく出てこなかった事に、ロイは疑問を覚えた。
「この森が君の実家の森だと、ここにいる間。まったくそんな話はなかったが?」
「別に隠しているわけじゃないわ。云う必要がないだけ。公然の秘密のようなものだったし…それに、手入れをあまりしていなかったから…」
 エルザは樹海と云われるようになった事に対して、困っていると、さも、日常会話のように云ってきた。
「まあ元々人が少ない村だったから、錬金術の練習場・実験場としては最高の場所にだったのよ。広いし、私有地だから邪魔も入らないし!」
 エルザは昔の事を思い出しながら、説明していく。
 それに対してロイは、
「そうか・・・」
 としか云えなった。
 どんな実験をしていたかなんて、聞けない。
 聞いたら今、この場で始めそうだ。
 いや、エルザは思い立ったが吉日と云う性格だった。
 絶対始めるに決まっている。
 兎に角今はおとなしく、話を聞いているしかなかった。

PR

Post your Comment
Name
Title
E-mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
Trackback URL